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2018.10.29 Monday
The Artwork(アートワークス)訪問

去る7月4日(水)に弊社の山本が、提携するロンドンのエージェンシー、The Artworks(アートワークス)のオフィスを訪問しました。実は、弊社の前身である株式会社アマナのイラストレーション部門が最初に扱ったのは、日本人作家ではなく、このThe Artworksの扱うイギリスの作家たちでした。ですので、お付き合いはかれこれ30年近くになります。その間、The Artworksのオーナーが替わったり、弊社がアマナから分社して独立したりと色々ありましたが、その間も途切れることなくおつき合いを続けてきた大変愛着のあるエージェンシーです。とはいえ、The Artworksのオーナーが現在のLucyさんに替わり、新しいオフィスに移ってからは一度も訪れることがなかったため、直接会うのはなんと今回が初めて!お互い「やっと会えましたね!」と初対面を喜びました。
Photo(上) : 右がオーナーのルーシーさん。左がスタッフのアレックス。

The Artworksのオフィスは東ロンドンのShoreditch(ショーディッチ)と呼ばれる、今最もエッジーなエリアとして注目されているエリアにあります。数十年前は治安が悪かったようなのですが、その後多くのクリエーターやアーティストが住むようになり、町のいたるところがグラフィティアートで覆われ、おしゃれなお店やギャラリーが建ち並ぶ非常にユニークなエリアです。 Photo(下)

The Artworksのオフィスはそんなエリアにあるビルの一室にありました。
Photo(上):オフィスが入っているビルの入り口/ビルを入ったところのフロアガイド/アートワークスのオフィスの入り口

壁面には天井まである本棚が作りつけられ、契約作家さんのポートフォリオや手がけた書籍などが所狭しと並んでいます。その中で特に私の目を引いたのは、作家のポートフォリオです。弊社も20年ぐらい前は、作家ごとにポートフォリオを準備していたものですが、それがホームページに取って代わって、今ではポートフォリオを見せる機会はほとんどありません。そのことをルーシーとアレックスさんに聞いたところ、彼らも一時期はホームページで作品を見てもらっていたそうなのですが、ここ最近になって再びクライアントからポートフォリオを見せて欲しいと言われることが多くなったとのこと。というのも、The Artworksが手がける仕事の多くは書籍の表紙や挿絵などのエディトリアルのお仕事。なのでクライアントは、モニター上ではなく、実際に紙に印刷あるいはプリントされた作品を見て判断をしたがるのだそうです。納得ですね。ですが、このポートフォリオが結構重いのです。そして、1回のミーティングに何冊も持っていかないといけないため、スーツケースに入れて運んでいるとのことでした。新しいテクノロジーが発達しても、必要とあれば古いスタイルを貫くところがイギリスらしいと感心しました。

Photo(下):アートワークスのオフィス/アートワークスの作家が手がけたお仕事/ポートフォリオ