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2018.08.15 Wednesday
Mary Woodinの素敵な田舎の家
  • デスクの前のメアリー・ウディン

アートワークスのオフィスビルを訪問した(前記事で紹介)翌日、アートワークスの所属作家であるMary Woodin(メアリー・ウディン)の自宅を訪問しました。彼女が住むのは、ロンドンから東に電車で1時間半ほど行ったサフォーク州にある田舎町。以前は農家だったところをリフォームし、野菜や花を育てながら作家活動をしています。メアリーは昨年、田舎での生活を絵と文章でまとめた『drawn to the country』という本を自費出版したのですが、その本を見るたびに、本で描かれた場所やメアリーの生活をいつか実際にこの目で見てみたいと思っていたのです。

  • いました、お馴染みのニワトリ
  • 本の中ではこんな風
  • こちらは夏
  • こちらは春でしょうか。

訪れたのは7月あたまでしたが、今年の夏はイギリスでも異常気象で、例年よりも気温がかなり高く、雨がほとんど降らない日々が続いていました。そのせいで庭の土がかなり乾燥していましたが、それでもクレマチスやダリア、ラベンダーなどの花が美しく咲いていました。

  • 素敵な玄関です。
  • 玄関の前にはクレマチスが咲き誇っていました。

敷地はとても広く、広い芝生、花壇や畑、そして小さな池まであります。これだけの広さの庭を手入れするのはさぞかし大変だろうと思うのですが、それを日々こなし、さらには創作活動の時間もしっかり確保しているメアリーにすっかり感心しました。

 

  • 裏庭から見た家
  • ラベンダーに集まる蜂たちの羽音のうるさいこと。
  • さりげなく置かれたベンチが絵になります。

お昼はメアリーお手製のキッシュとサラダを、庭の大きな木の下でご主人のアンドリューさんも一緒にご馳走になりました。メアリーが作ってくれたランチはとても美味しく、主婦としての腕前もなかなかのもの。ご近所さんからケータリングを頼まれることもあるそうです。さらに自然の中でリラックスしながら食べるランチは格別で、話が尽きることがありません。もともとロンドンに住んでいたお二人ですが、お子さんができたことをきっかけに、この田舎町に引っ越してきたそうです。子供たちが小さな頃は毎日この広いお庭で近所の子供も一緒に遊び回っていたそう。そうやって育てた3人のお子さんもすっかり成長し、上のふたりは今ロンドンで大学生活をおくっているそうです。

  • この木の下でランチを食べました。
  • この畑で色々な野菜を育てています。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、気がつけばもう帰りの電車の時間。慌てて、スタジオを見せてもらうことに。メアリーのスタジオは同じ敷地内の別の建物にあります。同じ敷地内でも建物が違うことで、切り替えがスムーズにでき、制作に集中できるようです。部屋の半分でメアリーが、もう半分でご主人のアンドリューさんがそれぞれ制作活動を行なっているということでした。本当はもっと作品について聞きたかったのですが、残念ながらその時間はなく。続きはまたの機会ということで、メアリーとアンドリューに別れを告げ帰途につきました。でも、実際にメアリーが生活し、制作する場を見ることができたことは、彼女の作品を理解する上でとても貴重な経験でした。この経験を元に、これからも彼女の作品を多くの人に紹介していきたいと思います。

  • このデスクで作品は制作されています。
  • 壁にはメアリーが描いた作品が飾られていました。
2018.08.01 Wednesday
The Artwork(アートワークス)訪問
  • 右がオーナーのルーシーさん。左がスタッフのアレックス。

去る7月4日(水)に弊社の山本が、提携するロンドンのエージェンシー、The Artworks(アートワークス)のオフィスを訪問しました。実は、弊社の前身である株式会社アマナのイラストレーション部門が最初に扱ったのは、日本人作家ではなく、このThe Artworksの扱うイギリスの作家たちでした。ですので、お付き合いはかれこれ30年近くになります。その間、The Artworksのオーナーが替わったり、弊社がアマナから分社して独立したりと色々ありましたが、その間も途切れることなくおつき合いを続けてきた大変愛着のあるエージェンシーです。とはいえ、The Artworksのオーナーが現在のLucyさんに替わり、新しいオフィスに移ってからは一度も訪れることがなかったため、直接会うのはなんと今回が初めて!お互い「やっと会えましたね!」と初対面を喜びました。

The Artworksのオフィスは東ロンドンのShoreditch(ショーディッチ)と呼ばれる、今最もエッジーなエリアとして注目されているエリアにあります。数十年前は治安が悪かったようなのですが、その後多くのクリエーターやアーティストが住むようになり、町のいたるところがグラフィティアートで覆われ、おしゃれなお店やギャラリーが建ち並ぶ非常にユニークなエリアです。
The Artworksのオフィスはそんなエリアにあるビルの一室にありました。

  • オフィスが入っているビルの入り口
  • アートワークスのオフィスの入り口

壁面には天井まである本棚が作りつけられ、契約作家さんのポートフォリオや手がけた書籍などが所狭しと並んでいます。その中で特に私の目を引いたのは、作家のポートフォリオです。弊社も20年ぐらい前は、作家ごとにポートフォリオを準備していたものですが、それがホームページに取って代わって、今ではポートフォリオを見せる機会はほとんどありません。そのことをルーシーとアレックスさんに聞いたところ、彼らも一時期はホームページで作品を見てもらっていたそうなのですが、ここ最近になって再びクライアントからポートフォリオを見せて欲しいと言われることが多くなったとのこと。というのも、The Artworksが手がける仕事の多くは書籍の表紙や挿絵などのエディトリアルのお仕事。なのでクライアントは、モニター上ではなく、実際に紙に印刷あるいはプリントされた作品を見て判断をしたがるのだそうです。納得ですね。ですが、このポートフォリオが結構重いのです。そして、1回のミーティングに何冊も持っていかないといけないため、スーツケースに入れて運んでいるとのことでした。新しいテクノロジーが発達しても、必要とあれば古いスタイルを貫くところがイギリスらしいと感心しました。

  • アートワークスのオフィス
  • アートワークスの作家が手がけたお仕事
  • ポートフォリオ