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2018.06.01 Friday
The Artworks 新メンバーDarling Clementine のご紹介。

弊社と提携しているイギリスのエージェント、The Artworksに新しいメンバー、Darling Clementine(ダーリン・クレメンタイン)が加わりました。Darling ClementineはデザイナーでありイラストレーターでもあるIngrid ReithaugとTonje Holandのふたりから成るユニット。イギリスの美術大学を卒業し、現在はノルウェーのオスロで活動しています。大学でヴィジュアルコミュニケーションとアートディレクションを学んだ彼女たちは、絵本を制作するといったような自由度の高いお仕事はもちろん、企業などからの依頼で、相手の要望に合う作品を創りだすこともとても好きな仕事だとのこと。そのため、最高の結果を導き出すため、作風もひとつにこだわらず、その都度要望にあったタッチで制作しています。実は弊社も、以前彼女たちに商業施設の年間ビジュアルをお願いし、一年を通して季節に合わせた絵を描いてもらったことがあるのですが、日本ならではのものも上手に描いてくれたことを思い出しました。2006年には自身のステーショナリーブランドを立ち上げ、現在商品は日本を含め世界各国で販売されています。これからも、依頼された仕事と自分たちが作りたいものを作ること、その両方をバランスを取りながら独自の活動を続ける彼女たちに注目です。

2018.05.25 Friday
Josie Shenoy / Roman Bath パッケージ制作

THE ARTWORKS の作家であるJosie Shenoy がイギリスのバースにある古代ローマの公衆浴場の史跡であるRoman Bathsが販売する、地元の紅茶職人が生産した紅茶や高級チョコレート、キャンドルから食器やキッチンウェアに至るまで、様々なアイテムのパッケージ用にイラストを制作しました。制作した作品は1点ですが、その中には、史跡とその周りの歴史的な空間、そして、公衆浴場と神話に出てくるMinerva (ミネルウァ)とThe Gorgon’s Head (ゴルゴンの首)、彫刻された文字や古代ローマの金貨、神殿のペディメントに描かれたオークの葉のリースやテラスの周りに描かれていたパターン画までを網羅しました。史跡、というと、なんだか暗くてジメジメしたイメージですが爽やかな仕上がりになりました。

2018.05.18 Friday
ホンダシンイチ / FLOWFUSHI x VOGUE JAPAN

ホンダシンイチさんがVOGUE JAPANのスマホ版WEBサイト内、FLOWFUSHI の「リップトリートメントLIP38℃」ページにて、「01 ヌードピク」「02 ヌードコーラル」「03 ヌードスパークリング」の3カラーそれぞれのムードに合わせた女性を描きました。制作途中に大きな方向転換があったようで、それに対応するのが難しかったようですが、非常に素敵な仕上がりとなりました。シンプルな線画ではありますが、それぞれのリップカラーに合ったモード、セクシー、強さを持つ凛とした女性を描き分けられ、また、女性の服装には、商品の特徴であるスワール(渦)をが描きこまれており、このイラストがあることで、一目で好みの色を探せます。
2018年春夏の”Nude”をテーマとしたトレンドカラー3種の限定登場。モードなリップは、メイクアップ・アーティストのKOUTA氏が指南されたそう。ぜひサイトをチェック&今夏の1色に加えてみてはいかがでしょうか?

2018.04.27 Friday
Karen Greenberg / Mercedes Benz x VOGUE Japan

Karen Greenberg (カレン・グリーンバーグ) が Mercedes BenzとVOGUE Japanとのタイアップページ ”She’s Mercedes With VOGUE Japan” 内に “A Mercedes Moment” と題し、Mercedesとの思い出を綴られる新連載用に4月から毎月イラストを担当することになりました。(コチラ→『スタイリストとしての転機を乗り越えた時、一緒にいた黒のステーションワゴン。』)愛車の黒いステーションワゴンと愛犬のお話です。次号もぜひお楽しみに!

2018.04.19 Thursday
Jiri Votruba / 新作絵本『BANAN』のご紹介

Jiri Votruba(イジー・ヴォトルバ)より、新作の絵本が届きました。チェコ語で書かれているため、書かれている内容は分からないのですが、絵を見ると、バナナが生産国から船で運ばれて消費地に届くまでの道のりを描いたものだということは分かります。ヴォトルバ氏と言えば、3月にご紹介した『ピアノの本』の表紙のイラストのように、クラシック音楽をテーマとした作品がまず思い浮かぶのですが、実は、クラシック音楽に限らず、さまざまなテーマで作品を制作しています。そして、どのようなテーマでも、ヴォトルバ氏らしい線画と、カラフルな色使い、そして絵から感じる親しみやすさは共通しています。今後、どのようなお仕事を手がけていくのか楽しみです。

2018.04.06 Friday
Alessandra Scandella / 最近のお仕事のご紹介

Alessandra Scandella の最近のお仕事を一部紹介いたします。
まずは、イタリアのクラフツマンシップを感じさせる代表ブランドとも言えるTod’s。昨年より小冊子、スケッチブック、ショールーム、またNYの新店舗へのインビテーションカードなどに使用されるイメージを水彩とインクで制作。デザインの細かい部分も詳細に、でも、リアルにならない雰囲気のあるタッチで表現。水彩でのラフな着彩がシンプルな中にも高級感と漂わせ、質実剛健でありながら、同時に柔らかく品質と技術にこだわったTod’sの世界観にぴっったり仕上がりとなりました。
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メキシコの現代画家で民芸芸術の第一人者であるFrida Kahlo (フリーダ・カーロ) の作品や(未発表の作品も含まれているそうです!)人生についての特別展がミラノのMudec Museum にて、Frida Icona di stile と題し6月3日まで開催中なのですが、その Frida Kahlo展 のカタログを手がけました。また、現在、印刷の最終段階に入っているというFrida Kahloのファッションやスタイルについてまとめられた書籍『Frida Vestida, abiti e accessori di Frida Kahalo』も担当中。公開前にほんの少しだけご紹介!見開きページ用に10点以上、カットは大量に、そして表紙も手がけました。ここまで来るには長い長い道のりだったとのこと。渾身の作品たちをお楽しみください。
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ミラノのファッション美術館 Palazzo Morando にて、1900年〜2000年のファッションスタイルに焦点をあてた展示があり、ドレスや洋服はもちろん、アクセサリー900点が展示されました。このポスターを制作するにあたり、クリエイティブチームであるStudio Containerと共に、美術館がセレクトしたドレスについて研究したり、カクテルを飲む女性をいかにお洒落にそしてエレガントに…と同時に自然な女性像を描くためたくさんのスケッチをしたとのこと。最終的にはドレスにほどこされた刺繍やビーズのディティールや素材感とドレスのもつ唯一無二のゴージャスさを自然な雰囲気で描くことにも努めたそうです。数々のコンペをクリアし勝ち取ったプロジェクトだそうです。
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最後にアニメーション作品の新作をお届けします。春の美しさと自然と動物の調和をテーマに作られました。全て水彩で描き、アニメーションもスタッフと一緒に手がけました。水彩のアニメーション化はなかなか難しいと聞きますが…簡単なものではありますが、素敵に仕上がっています。ぜひ次回案件にご検討くださいませ。動画はコチラをクリック!→ https://youtu.be/pWeTP3BtWkQ
(YouTubeサイトにリンクされています。ボリューム等、あらかじめご調整の上、視聴ください。)

2018.03.30 Friday
Kari Modén/SalzburgMilch

Kari Modén がオーストリアのミルク会社、SalzburgMilch からの依頼で、プレミアムシリーズのパッケージとWEB用に花と牛のモチーフをアレンジしたイラストを制作しました。
プレミアムシリーズはSalzburgMilch社が、牛の健康を維持、または向上させるために、農家との連携を見直し、新しいガイドランを設け、徹底して、品質にこだわり販売する新商品のため、パッケージにもこだわりを出したかったそうで、アルプス山脈から取れる花や自然のモチーフと、フレーバーに使用されるフルーツ、そして大切に育てられた牛を合わせてデザインされました。
「プレミアムシリーズ」ということで「プレミアム」感を出すことを意識することは勿論ですが、同時に、自然で、魅力ある商品であることも伝えつつ、パッケージとして、一目で見て分かりやすくあるためにシンプルでなくてはなりませんが、このシリーズは、全ての点を見事に叶えたシリーズになっています。日本では牛乳やヨーグルトのパッケージはシンプルなので…こんなに可愛らしいパッケージの商品があれば、パケ買いしてしまいそうです。

2018.03.22 Thursday
松原シホ / 新作UPしました。

これまでスタイリッシュでグラフィカルなイメージを数多く制作してきた松原シホさんから、これまでとはちょっと違ったタッチの新作が届きました。松原さんといえば、テクスチャー素材をコンピューター上でコラージュし、人物や建物や風景などをグラフィカルに表現した作品を思い浮かべますが、今回届いた作品は、手描きのドローイングをメインにした作品たち。さらさらっと描いたように見えますが、描かれてる線はとても整理され、迷いがありません。そして、一見全く違った作品に見えるのですが、どちらのタッチにも松原さんらしいセンスが貫かれているのはさすがです。実は以前に線画を中心に描いていた時期があったそうで、ここにきて、もう一度出して見ようかなと思われたそうです。なので、松原さん的には新しいタッチというよりもむしろ懐かしいタッチなのだとか。ちなみに、面での表現の場合、全体の色面配分に一番気を使うのに対して、線での表現は線の勢いやフォルムに気を使うとのこと。線と面、二つのタッチを使いこなすことで、お仕事の幅ももっと広がりそうです。

2018.03.15 Thursday
Jason Brooks / Hills Card Magazine “Serendipity”

Jason Brooks(ジェイソン・ブルックス)が Hills Club Card のプレミアムメンバー宛に送られる小冊子『Serendipity』の表紙用の作品を描きました。森タワーの春のイメージです。ゴールドで箔押しされたタイトルとJasonの描いた洗練された作品がマッチした一作となりました。小さくて見えづらいかもしれませんが、高級車や彼には珍しいファミリーも描かれています。
次号は8月リリースです。お楽しみに!

2018.03.08 Thursday
江越ミカ/ 新作UPしました

江越ミカさんの新作をポートフォリオページに追加しました。これまで十分に個性のあるファッションイラストを制作されてきましたが、現在、本場NYで様々なことを学んでいる真っ最中の江越さん。さらにパワーアップした新作を届けてくれました。その一部をご紹介いたします。
まずはファッションイラストですが、どれもハイセンスな洗練されたものばかり!バウハウスのオスカーシュレンマーという人のバレエで『トリアディックバレエ』というのがあるのだそうですが、その中で幾何学模様を元にした衣装や、人の体の形や動きを人間工学的に考えて作られた振り付けなどから、強烈なインスピレーションを受け、それを更に掘り下げ、自分のデザインに落とし込むことに取り組まれたそうです。実際に生地屋さんに足を運び、スワッチをデザイン画と共に提出するなど、作業は本物のファッションデザイナーさんさながら。
今回のタッチは
ペン先の跡も見えるほどのアナログタッチですが、これはファッションデザインのための授業だったため、主に鉛筆とマーカーを使用する方法を学び使用したそうです。彼女の得意とするパターン画がテキスタイルやデザインにも存分に盛り込まれています。また、ファッションだけでなく、架空のポスターやグッズ展開を想定してデザインされたものに、リトグラフ印刷のクラスで制作した作品も!ひと味もふた味も違った作品がご覧いただけます。ぜひポートフォリオをのぞいてみてください。
NYライフで最近気になっているものは『朝ごはん』だそう。トライベッカにあるTwo handsというお店のアボカドトースト(上にはポーチドエッグがのっているそうです!)の影響で、その後1週間毎日アボカド漬けに…。他にも色々とトライしてみたいショップがたくさんあるそうで、また、オススメを見つけたらレポートしてくださるそうですのでお楽しみにー。